[20] 無題 by kusuribako さんへ返信

[20] 無題

無題 by kusuribako (66394 B)
本文無し

[21] 座敷わらしの独り言
ぼく、座敷わらし。
ずっと古いお家に住んでいたんだけど、
住んでる人をお金持ちにしすぎたらしくって、
みんなどこかにお引越ししてしまったんだ。
亡くなったおじいちゃん以外、ぼくがいるのに気が付かなかったせいかなあ。
前のおうちは取り壊されて、アパートっていうおうちになったので、ぼくはそこの一室の押入れに住むことにした。
ぼくら座敷わらしは、人につくんじゃなくて、おうちにつくから、なるべく居場所は変えたくないんだよね。

[22] 座敷わらしの独り言2
座敷わらしのお仕事は、自分が住まわせてもらっている処に、富と繁栄をもたらすことなんだ。
なのに・・・。
住む人がみんな、子供の幽霊が出る、って気味悪がってすぐ出てしまうんだ。
誰かが呼んだ霊媒師さんが来て、これは昔ここで虐待されて死んだ子供の霊だって言い出したりもした…追い払おうとしたけど無理だよ、ぼくは悪霊でも地縛霊でもないんだから。
家についてる間は人としゃべってはいけないきまりだし、ぼくは困り果ててしまった。

[23] 座敷わらしの独り言3
ぼくは一生懸命、越してくる人に幸運をさずけて認めてもらおうとしたけど、がんばるとぼくの気配や姿は感じられやすくなり、いいことがあっても誰もぼくのおかげとは思ってくれず、「出た」といって逃げてしまう。

そしてこの秋、アパートは取り壊されることになった。近くに大きなマンションが建つので、そこの駐車場になるらしい。
ぼくはここを出ていくことにした。

あなたのお家に住んでもいい?
畳のある部屋があったらうれしいな。

[24] これは、
星新一の「マスコット」の座敷わらしバージョンです。

いい霊やカミサマをよびこめる人、味方にできる人が、いわゆる「徳の高い人」ですね。
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