!?電脳赤恥日記?!
―ド素人奮戦記―
―2007年7月―
7月1日
Bryceでさんざんいぢったやつが完成に近づいた時、つい、マテリアル作製画面で読み込みを試した。
いけない画像を読み込んだらしく、Bryce「あかんねん!終了するたい!(お前どこの邦のソフトだ)」と叫ぶ。ぎゃあああああ!
毎度の教訓:2Dでも3Dでも、こまめな保存は忘れるべからず。
夜中。
えええええええ〜〜〜!!
サーバーふが侵入を受けたとかで、OSのクリーンインストールなるものをすると、HP借りてるとこから連絡が来た。
一時サイトがつながらなくなるのかと思っていたら、
全部消滅。
ようするにアップしているものは全部消えうせるので、4年前にしたように(もう忘れた)一からアップしなおしてくれとのこと。
めんどくせええ!!
ささやかながら掲示板とかCGI利用してるのに、ええとパーミッションだっけ?あれどこか控えあったかな。
呪文書き写しておかないと、一度成功したらそのまんまだから。もうわからぬ。
7月3日の午前3時〜からで、復旧は夜の予定。まあ昼に復旧してもどうせこっちは仕事中だ。
二年前もなんかあったし、やばいかなあ。でもお引越しは面倒。なんとかしてくれ。
7月2日
先月Platinum Club会員に勢いでなったDAZくんから、ちょっと前にメールがあった。
取り扱っているソフトにHexagon 2.2というのがあるのだが、
「99%引き会員価格$1.99セールの期間延長したよ!」
・・・異国の国のバーゲン、すごいです。まあBryce5.5をただでくださったとこですから、太っ腹なんだなきっと。
見たところ、曲線的なものを作れるソフトらしい。
DAZの主力商品であるDAZ STUDIO(Poserみたいなソフト。Poserのfree日本語版で投げている人間にはあまり食指動かず)を
放置している自分には・・・また持ち腐れソフトが増えるだけかと。
・・・でも$1.99なんだよなあ。
7月3日
急いで帰宅すると、お掃除いっさい消滅日は明日だよメールがはいっていた。怒。
何もする気になれず、DAZのとこを眺める。クリックする。
Hexagon 2.2をいつのまにか買い物カゴに入れる。ついでだからとほかのものも幾つか買ってしまう。
DAZ STUDIO関連のものまで、そのうち使うかもしれないよと二つ買った私は、バカの三歩前。
もっとも月がかわっていたので、バウチャーなるもので10ドル(二ヶ月分)割引があって、にっこり(単純)
Hexagon 2.2インストール。
起動してみた。
・・・・・・・・・。
でもBlenderよりは、間違いなく画面がわかりやすいような。遊べるようになるといいなあ。
さらにいぢくる。webのどこかに遊び方が載ってないかどうかさがす(注:専門的なやつは理解できない)
あちこち絵ボタン押しまくってみた。
奇怪奇妙なオブジェだけは簡単にできる。いやでもできる。
というか意味ある造形ができない。むちゃくちゃ生きのよい暴れん坊粘土である。
思ったよりもずっと動作は軽快なのに気をよくして、奇怪オブジェを保存してみようとする。
あれ。エラーがでるよ。エクスポートならともかく、独自形式でもエラー。
・・・・・・。
Blenderが日本語を表示できないのをふと思い出す(だから日本語のフォルダに入れると永遠に見つからない)
・・・。試行錯誤とカン(最近こればっかりだ)の果て、Cドライブ直下まで後退したら保存できた。
めでたいようなめでたくないような。
Bryceにはちゃんと読み込めたからよしとするか。マグリットというよりはダリだなこのオブジェ。
7月4日
再アップ。
FTPのパスワードをまず間違えて悩む。
こんなにたくさんアップしていたのかと、新鮮に感無量(ガラクタ倶楽部だが)
FTPが時々止まるので、どこまでアップしたかわからなくなる。ミラーリングするといらぬものまで舞い上がるからなあ。
紙にメモしておいた掲示板のCGIの呪文を唱える(アナログ最強!)
・・・すいません、リンク切れあったら教えてください。
7月7日
Hexagon 2.2と格闘。バグが多いらしいが、幸いなことにバグだが自分のミスだか区別つかないので気にならない(涙)
エラーでるといきなり画面が真っ暗になるのでこまめなセーブは基本だ。
だが人体を製造するPoserよりは軽いし、押し出しとかでグリグリあめ細工ができるので、使いこなせれば・・・楽しいかも。
英語の解説ムービーを見る。速!あっというまになんでもできそうだが、世の中そんなに甘くない。
なんとか意味ありそうにみえないこともない物体ができたのでBryce(バイセ)に読み込ませて記念にアップ。
7月8日
先月Vue 6 Easelを購入して一ヶ月。三日後にBryce5.5フリー→6。なかなかに3Dの月であった。
自分で見て楽しむのが第一なので、やはりらんどすけーぷこと風景画がいい。異次元も。空間があるのが好きだ。
室内や建物の構図(配置・影)取りに利用できればいいのだが、まあ・・・(遠い目)
で、Hexagonと遊ぶ。粘土細工遊びの段階だがこれが楽しい。
“グループ化”だかパーツ分け(なんだかわからないがそうなのだ)をHexagon内でやる方法がわからぬため、
3DACEで読み込めないものはBryceで一色塗りしかできない。まあいい。それ以前の問題が山ほどある。
はっきり宣言しよう。私は英文を読んでいない。
アルファベットの単語は「象形文字」としていうなれば図形として認識し、いぢった時に起こる所業で認識しているだけだ。
だから基本操作は試行錯誤とカンと気合と偶然でなんとかなるが、いつまでたっても高度な使い方はできない・・・。
〜7月15日
Hexagon2.2と遊ぶ。最近これしかしてないようだが実際そうだ。お仕事して帰宅して寝るまでの時間はあまりたくさんない。
今のうちに集中してやらないとすぐあきてやり方を忘れるであろう。
こいつはおかしいことをすると画面が真っ黒になったり真っ白になったりする。
だが時々、「やばいよ。セーブする?」っぽいダイアログが出て窮地を救われる(最初は読んでなかったので無視していた。ゴメン)
なんとか手抜きの弥生式土器っぽいものは作れるようになった。厚みがおそろしく不均等なのは気にしないことにする。
でそれを3DAceに読み込んで縁とか色分け、Bryce6にobjや3dsでエクスポートする。
プリセットのガラス項目からパーツ別に変えてレンダリングしてみる。なかなか美しい。感動する。二三本アップで並べてみた。
あれ?
同じものを並べたのに、ガラス表面がなんだか違う。そういえば読み込み画面の物体の赤い線の模様がびみょ〜に違う。
表面が完全になめらかにならず、切子の光沢が出てきている。同じもののはず―なのに。
どうやら3DS (Autodesk 3D Studio)というのは「形状はすべて3角ポリゴンになります」だそうで、
3角ポリゴンになるとどうしてそうなるかわからないが、何かが変化するらしい
(自分でも何書いてるのかわからなくなった、これ読んでくださってる方、すんません)
テストを繰り返してわかったことは、3dsで出力・受け渡しをすると、少なくともBryceくんでレンダリングした時、
形状に変化が出てくる可能性があるということだ。
たまたま自分がHexagonでガラスコップのような形のものしか作れず、ガラスの質感でどアップでレンダリングしたから気がついたのだろう。
先月は全然気がつかなかった・・・。
で、ガラス職人になるべくHexagon修行の結果、一番出来のよさげなグラスを取り込み、
さんざん設定で試行錯誤を繰り返し、できたのがこれ。わ〜い!
HexagonにはAdbe Readerのドキュメントがついている。むろん英語である。当然わからない。
ボタンが絵でわかりやすいのと、短いムービーがたくさん配備されているので(ただし過大な動体視力が要求される)
英語だが、わかる人にはわかると思う。たぶん。
ソフト内にあったモデルを探し出しみると、シーンというのがパーツらしい(色分けできるやつ)
であちこちボタンを試してみた結果、どうやら「Extract」というボタンが「切り離し」で、バラすことに使えることを発見
(Hexagon内で色分けする方法はどうしてもわからない。永劫にわからぬかもしれない)
もっといいやり方が絶対あるのはわかっている。だが少しはホフク前進だ。
が。
またしても障害に突き当たった(塹壕に転げ落ちる)
Bryce6だけがパーツわけを認識してくれないのである。
最初は失敗したのかと思った。
しっかし、vueはちゃんとパーツを認識したのであった。おいBryce。
さらに衝撃的なことに、Bryceの5はちゃんと正しく読み込めたのだ!
5.5は6と同じだったので、バージョンアップの際なにか改悪が起こったに違いない。
ばいせ6、お前はああああ!!
これはいったいどうしたものであろうか。ちなみにHexagonの見本モデルをobjで出力したらふつうに読み込んだ。
これはつまり、↑のやり方、過程のどこかが大いに間違っているということを示している。
推測はできるが、正しい原因がわからぬままではどうしようもない。欲しいのは結果だ。ううむ。
数日後。
原因はいまだに解明されてはいない。
試行錯誤しすぎて満身創痍の傷病兵の報告。
3DAceに助けてもらったことを思い出し、Riosという3Dソフト(ダルマを作りそこなって挫折したソフト)に読み込んでもらって、
保存しなおすという方法が有効であった。なぜだかは聞かないでほしい(説明できないので)
いやあ、神秘。
これはHexagonで作ってBryce6でレンダリングした比較画像。
左が3ds、右がobj。明らかに左がカクカクしていると思いませんか?
7月17日
Adobeが半強制的にインストールをせまったAdobe Photoshop Album Mini、インストールしたもののまったく使わない。
・・・なのに、勝手に人のパソコンの中の写真を探し始めるな!
おまけにその手先のサーチみたいなのが、タスクトレイにずっと居座っている。常駐解除が本体にも見当たらない。
仕方ないので本体ごとアンインストールした。欲しいのは写真整理(ざっと見るならVIXで充分だ)ソフトではなく、加工ソフトだ〜!
7月22日
最近迷惑メールがまたまた増加してくたので、迷惑メールフィルターを導入。
二週間したら消えるそうなので、これで精神衛生的になんとかなりそう。
7月23日
ノベル(ゲーム)など作っていると、背景に困る時がある(作画能力がないということはとりあえず棚に上げておく)
純・自然な風景は、田舎なこともあって、想像だけでもある程度は描ける。だが人工物がね・・・。
そして脳内想像の2Dイメージは完全に絵画調、
一枚の「絵」としては成立しても、ゲーム用の背景画としては微妙になりやすい。
参考写真を下絵にして、あとはそれを土台にひたすら加筆して世界を、絵の奥を綴っていったりしてきた。
それでも、描く前からうんざりする(描いてみる気にもならない)ものもある。
学校の教室。
なぜ学校というと、ホラー系で学校が舞台のものを作ろうとしよう。当然、教室背景が必須になる。
ところが教室というものは机と椅子が何十も重なりあって並んでいる、こいつらをひとつひとつ描かないと格好がつかない。
たいへんである。しかも同じものばっかりで、角度もやっかい。退屈かつ非常にめんどうだ。労力ばっかりかかって楽しみが少ない。
自分としては机並びより血痕のほうに力を注ぎたいのである〜!(怖)
参考写真がたくさん欲しいところだが、学校は建物は外から写せるが、(たとえ母校でも)侵入するわけにはゆかぬ。
ここで登場するのが3Dである。
発端は去年のGoogle SketchUp。
作ったものを視点とかグリグリ変えて見ることができる便利さに、開眼。
次に、学校の教室内をこれで再現できないかと思った。
作った机と椅子を並べてみると、なかなかそれっぽいものになった。
そしていきなり話は飛び、先月。
月間3Dで再び活性化。Vue6Easelの草木のオブジェクトがろくになかったのが、
外部からのインポートに関心をもったきっかけになったのは、いいんだか悪いんだか。
eDrawings→Blender経由でGoogle SketchUpで作ったものを他のソフトでレンダリングできるようになったので、
Bryce6で教室を再現。テクスチャーは持ち込めないが、あらかじめ必要なとこをパーツ分けできるよう細工しておけば、
たくさんあるプリセット素材でまかなえる。並べる時机が乱舞したり、もちろんいろいろあったが(大省略)、
ちゃんと教室にみえるものができた。
これで今まで描きにくかったものも描けそうである。パチパチ。
違う視点で見た時の角度とか、時間帯が変わった時の陰のつきかたとか、参照できそうだものな・・・(できえるのか?)
現在、Google SketchUpでドアを作って、それをBryce内で“限りなくホラーなドア”にすべくお化粧中。ひひひ。
7月25日
Bryceのマテリアル設定は非常に複雑で、これを完全解説している日本語、のサイトはないようだ。
ただプリセットが(自分があとから購入追加したものもあるし)豊富なので、アレンジしていけば、偶然の妙が生まれることもある。
「山に林ふうのテクスチャーをつける」テクニックを学ぼうとしたが、なぜか「岩礁にへばりついて乾いた青海苔」になった。
バイセ(ブライスにあらず)・マスターへの道のりは遠い。
7月29日
Hexagon単独でビルをつくろうと一日(暑いので外に出る気にならぬ)がんばる。
Google SketchUpで作ったほうがいいのではないかと思われるかもしれない。でも練習と精進さえあれば!
夕方。
・・・製作中、気がつかないうちに壁をあちこちゆがませていたらしい。
Bryceでマテリアル貼りはじめたら(3dsで保存して3Daceでちまちま色塗り分けた)アラがでまくり、
謎の三角があちこち出現してガラス部分がもう崩壊。があああああああ!!
このままではあまりに哀しいので、廃屋を作ったことにした。そうだ。これは廃屋だ。そう見ればみられぬことはない。
この三角は窓が割れたとこだ。板で打ち付けてあるんだ。そうだそうだ。
(マテリアルを貼り直す)
bmpで出力、加工ソフトでさらにいぢる。(やったことはないが)なんとかサイレント・ヒルもどきになりました。
ああ、なんて素敵な真夏の一日。
さらに絵を見てイメージしていたら、話がひとつわいた。元が取れた?のでちょっとうれしい休日の終わりであった。