!?電脳恥日記?!
―ド素人奮戦記―

―2007年6月―

6月3日
 フラクタルの旅に出て、Raimuraitoというソフト発見。
 日本のソフトらしいけどなぜか英語の解説。 だが手持ちのフラクタルソフトは英語の国のものが多いので、その辺は適当に試行錯誤でトライ。
 魚とか花のtrapとやらのパターンを盛り込むことができるので、なかなか面白いものができる。 こんな画像。ちょ〜ちょ♪

 NScripterにはプラグインなるものが存在する。 本体もまともに呪文詠唱できないのに、と言われるだろうが、とにかく幾つかダウンロードして遊んでみる。 ・・・アイデアが実装できない仕様のマイ・脳みそ。
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6月6日
 スパムメールが急増。まとめて消去しやすいように設定してあるものの、うつぢゃ。

6月8日
 なんとなくすっきりしないので、Terragenで遊ぶ。ついでにバージョンアップしておく。はやく製品完成?版できたらいいな。

6月10日
 店でPoser7のソフトを手にとってながめていたら、横にVue 6 Easel なるソフトがあった。
 たしかこれ景観作製ソフトだったな。名前からして廉価版っぽいが。  Poser5free版の操作とレンダリングの重さを考えると、7を買っても・・・人外モデル作製ソフトだもんな、今のところ。
 気がつくと、レジに箱持って並んでいた。 ネットでの買い物は買い控えるのに店頭では衝動買いしてしまう私はアナログ人間。
 さっそくインストール。また登録か。15ドルのクーポン?ネットにつないだら英語の国になった。おい。 日本語で操作できるから、と思って買ったのに(TerragenやBryceは英語ソフトなもので)
 とりあえずいぢってみた。

 ・・・・・・・・・。

 感想。使えねええええ〜〜!!!(注;今のところ)
 なぜかと申しますと、地形の表面をおおう「質感」、上にはえる植物、これの品揃えが非常に少ない。 一見たくさんあるようにみえるのだが、これがクセモノ。穴なし勾玉マークがついているのは有料! ちょっとよさげなのはみな勾玉がついているのである。
 ゴシックなお城とか凝った建造物が別途料金制なのはまあ仕方ないとして、せめてもうちょっと・・・。 たぶん高いランクのは、入っている素材が多くなるのであろう。ああ。
 おまけにかなり重い。Bryceより重い。Poserとの連携プレイができるらしいが、読み込んだら重くて操作アウト。しくしく。
 質感の編集エディター、ようやくパネルみつけた。・・・どうして日本語なのに英語よりむつかしい? 勉強すれば質感(表皮)は自作でつけたせないこともないのかもしれないが、植物はむりそう。色くらいしか。

 というわけでBryceで遊ぶ。 Vue 6 Easelくんは、セレクト画面に出てくるので欲しいのを計算したらすぐに100ドル超えたので、また今度ね・・・。 (ソフトより高い。まあBryceやPoserもソフトただにしてくれたのは、マテリアル買ってもらうためだと思うし)

 登録に会社名を入れろと出たので冗談?で「家事手伝い」と入れたら起動のたびに表示されるので笑ってしまう。 職業「ねこ」にしておけばよかった。全身真っ黒で鼻の先だけ白いネコに・・・。

 ちなみに数少ない植物をなんとか植えてみたのがこれ。 ・・・せめて、外箱の「こんなの作れます!」画像に有料オブジェクト使うなよ。

 植物不足なので、ショップで探して草セット9.95ドルというのを見つける。これがあれば少しはいいかな。15ドル以下だし。
 が、なんとか精算までこぎつけたところ、「これは値引きサービスだから15ドル以上買え(超訳)」
 えええええ。

 日本語製品版のサイトを見てみた。
 ひとつ上のランクは三倍近いが植物は多いようだ。実際に植物を作れるのはさらに三倍の・・・おう。 フリーでいただいたBryceが、植物エディターや質感のランダム生成があったから、期待しすぎていたのかも。 売り場に上位版があれば警戒したのだが、悲しいかな田舎。高いソフトはまずお取り寄せ。
 結論。衝動買いはいけません。きちんと予備知識を頭に入れてから買いましょう。

6月11日
 すいません〜、今まで「Bryce」を「ばいせ」となんとなく読んでました(rは無視したようだ)
 どうやらブライスだったらしい。あわわ。 いまだに心の中では「gif」は「ギフ」の私には、たぶんこれからもばいせ、として輝きつづけるであろう。ああ。

 昨日のVue 6 Easelで作ったのを、Hyper-Paintで草にちょっと手を加え、JTrimでエフェクトかけたのが 修正?版
 あまりかわらないかもしれないが、やっぱり背景は手で描けってことですな。

6月12日
 Cornucopia(Vueのコンテンツお買い物サイト。有料のマテリアルをクリックするとつながる) のサイトで電卓をたたいている。ううむ。 この木と草のパック37.5ドルがお徳用のようだが、欲しいのはまとめて買ったほうがいいよな。 Easelユーザー用一括大々お徳用パックがあればいいのに。

6月13日〜15日
 13日、DAZ(Bryceを扱っているお買い物サイト)からのメール。ん・・・?なんだこのダウンロードって。

ええええ、ばいせBryce5.5がフリーだってえええええ!!!

 これまでの人生、バットタイミングなことが多すぎたが、いきなり殿堂入り。
 Vue買ってこのままじゃ使えにゃい、と嘆いたのが先週末。
 で三日後。
 これですよ。Bryce5.5のフリー化。来ました。でも素直に喜べないわたくし。
 一週ずれていたら、店頭で見ても間違いなく買ってないはず。あはははは。

 サイト行って見ると(去年Bryce5ダウンロードした時のアカウントがある)
 Bryce 6.1が今ならたった19.98ドル!フリー版からアップグレードできます! (要約&意訳)
 ・・・・・・・。
 脳裏に昨日の電卓がよぎった。37.5>19.98。
 気がつくと葉っぱとかBryce 5.0 用パックまで買い物かごに入れていた。ついでにPlatinum Clubにもはいってしまった。 それでもVue 6 Easel日本語版より安くついた(これから会員費引かれるけど)
 赤札セールに弱いのは、去年のフォトショップからの伝統だ・・・。

 5.5をダウンロードしインストール後、6用アップグレード用EXEを起動。
 5.5→6になるのかと思ったら、5.5はそのままで、5と5.5と6が並んだ。6を起動。 5と同じ感じだが、ボタンの色が違う。げ、マテリアルの中身がない。
 あわててDAZから中身をダウンロードする。ファイルが分割されていて多量にあるので間違えそうだ。 (実際間違えた)なんとかそれっぽいのを・・・眠い。

 翌日。
 帰宅後、ダウンロードの続き。Bryce Masters Seriesのファイルなんか二つセットで15、合計30。 ちゃんとダウンロードできていればいいが。
 片端からexeファイルを起動してインストールしていく。 英語を適当に読み飛ばして全部「いえ〜す〜♪」とやったら、スタートメニューに10以上の内容別アンインストール項目ができていた。 ぎゃー!
 Bryce 6.1を起動。
 購入した植物セットはどこだ?わからないので結局直接フォルダを片端から覗く(原始的だがこれが一番確実) objという拡張子なので他のソフトでも使用できるのがよろしい(まだ樹にこだわっているようだ)
 基本操作は5と変わらない。メニューバーの項目がいくらか増えているようだが、もともとあったのも使っていないのでわからぬ。 ・・・眠くなった。

 さらにその次の日。
 樹はなかなかよい。シュールな風景を作って遊んでいる。 Bryce5コンテンツはダウンロードしたものの、どこに詰っこめばよいのであろうか。保留(放置)

6月17日
 購入数日にして忘れられそうになったVue 6 Easel。
 説明書なぞない(でっかい箱に入っていたのは紙とCD一枚だけ)ので、 インストール後はしまっていたのだが、もう一度みた。
 ・・・・・この“シーン”って、なに?
 Bryce(ばいせ←ぶらいすと読むと違うソフトの気がする)で買ったのをインストールした時、 そいつがどこにいるかわからず、さがし回った記憶がよみがえる。
 さらに。売り場サイトのうたい文句に植物が50あるとあったが、数えると変なマンドラゴラ含めても30いくつかしかない。 これがウソでないとしたら、どこかに・・・。
 Bryceと同じように、場面単位でセットされているものがあるんじゃないか??

 ありました〜〜〜!!! 樹が。なんかいろいろあった〜〜〜!!
 すんませんVue、樹はあったのね(でもなぜ植生セレクト画面にいれなかったんだろう?)
 そして記念に樹を一本引っこ抜いて別画面でレンダリングしたのがこれ。 感動〜。(最終レンダリングとやらだとこれだけで52分かかったので、森のシーンにどれくらいかかるか恐ろしい)

 Vue6の映像は、リアルで写真的な生々しさがあると思う。Bryceはもっと幻想的というか絵画的。  Bryceでインストールされているオブジェを使って、こんなシュールな画像を作ってみた。
 個人的にはBryce6の浮遊感のある色合いは好きだが、“写真と見まごう”ような映像を作りたいのならVue6だろう。 でもCGの世界の中に一番はいっていけるのは、Terragen。
 ちなみにTerragen2は、インストールしたものの、インターフェイスとやらがまったく別物のようになっていて、 前のように直感だけでできそうにはなくなったので何も作れないままに放置。みじめ。

〜6月24日
 Bryce6のコンテンツさがしたり、Vue 6の草木のオブジェクトで悩んだりしていたので「オブジェクトのインポート」項目が気になってきた。
 以前PlnatStudioで作ったものを“エクスポート”してみたのを思い出す(日記のどこかに書いた)
 う〜ん。双方簡単な立方体はセットできるけど、それ以上のものとなると、外部で作ったものを持ってこないといけない。
 でも3Dのモデル?を作るソフトとなると・・・GoogleSkechUpとDonuts!くらいしか。 GoogleSkechUpはエクスポート機能が制限されているから・・・まてよ、何か以前検索した時チェックしたとこに (ブックマークをさがしている)

以下、試行錯誤のてんまつ。
 eDrawings 2007のトライアル版、GoogleSkechUp用ビュアーとBlenderというソフトをインストール。
 GoogleSkechUpを起動し、以前作ったやつを呼び出し、eDrawingsで表示させて、それをBlenderで読み込めるstlという拡張子で保存。
 Blenderを起動。なんだかわからないので読み込んで→即保存しようとする。 なぜか3ds(これは何かと質問しないでほしい。PlnatStudioのエクスポートでobjとともに他のソフトで読み込めた拡張子。詳細は謎のまま) ではエラーができて進めず、objを選択。オプション画面がでる。とりあえずデフォルトで。
 Bryceバイセ6を起動。読み込めるかな?ドキドキ。
 なんか出た〜〜〜!
 ・・・ようかんみたい。PlnatStudioはVue6に読み込んだ時、色塗りがパーツごとにできるのを知ったが (その後Bryceでようやく選択塗りの項目を発見する。Vueのほうは廉価版で創造には向いてないが、日本語だしわかりやすい) これ、ないなあ。全部一色に塗ると、石屋さんの参考作品みたい。
 もう一度Blenderに戻り、objのオプション画面項目を片端から押してみる。どうだ。保存したフォルダを見る。

 ぎゃあああああ!そこには何百もの謎のファイルが! パニックになりあわてて捨てようとすくってゴミ箱に投げ込んだら、間違えて隣のフォルダに放りこんでしまった。ひいいい。

 はあはあ。形状はインポートできるのはかわった。あとはPlnatStudioのようにパーツが分けられたら・・・。
 その時とうとつに閃いたのが、前の日ダウンロードした3DAceというソフト。 3Dモデルを作るソフトで、ちょっとさわってみただけだが、あれ―面塗りみたいなことができたよね・・・。
 ほとんど直感。3DAceにobjファイルを読み込ませ、ベッドの木の部分と布の部分を色分けし、objと3ds(こんどはできた)で保存。

 できました〜〜〜!!!
 3dsは薄い色で、objはパーツが、あの塗った色の部分で分かれている。すごいぞ、3D系でカンが的中したのは!(おい)

 塗ってみた(テクスチャーをかけてみた)
 自作ベッドと謎のベンチ?を配置してみたのがこれだ。 左がVue6、右がBryce6になっている。
 Vue6は例のシーンから引っこ抜いてきた樹を一本植えた。 Bryce6は植物作製のパラメータを適当にいぢって作ったので、多少枝ぶりがアレだ。
 Vue6は、大気のプリセットセットから適当に選んだのだが、非常にきれいにレンダリングできた。 Bryce6だと一様にルネ・マグリット風(好きなんだが)になってしまう。 縮小画面だとわかりにくいかもしれないが、境界ラインが鮮明すぎ、四角のかどっこがくっきりしすぎているせいだ。
(後述:大気のパラメータのつまみらしきものを動かしてフィルターをかけ、画面全体をボケさせると目立たなくなる。 ただし空気密度がある画像は、あとから手描きを加えにくいという欠点もあるし、時間がすごくかかるようになる)

 気をよくして、3DAceの作者様のとこにあったDonuts3Dというソフトもダウンロード。 これはDonuts!で作った立体画像をobjにできるというものだそうだ。さっそくやってみた。 (テクスチャーはエラーがでたり裏表で二色になったりしたので張り直した)
   このネコがそうだ。左がVue6、右がBryce6。
 Vueは選択できる質感があまりないので適当に選んだら、テカテカに空気のはいったビニール製に、 Bryceはちょっとくたびれた布製のネコになった。それぞれ特徴が出て面白い。

6月26日
 Vueはすばらしいソフトだが、Vue 6 Easelでは、自由度が少なすぎて、手軽に遊びにくい。
 調べてみたが、Vue 6は Easel ・ Esprit ・ ProStudio ・ Infinite(最上位)とわかれ、 さらにライセンスとかでもっと細かな価格設定がある。
 ・・・あれだ。結婚式のセット価格というやつと同じで、細かく段階わけして自由に選べるようになってはいるが、 欲しい機能をたどっていくと・・・結局一番高くなってしまうという。
 ひとつ上のEspritに、Botanicaという定価8,820円のプラグインを買ってつけたせば、植生が作れるようだが、 どうやらプラグインには制限があるらしい。  高度な直接生成質感作成/合成&植生という、Bryceにはフリー版である機能を制限なしで使いたかったら、 Infiniteを最初から買ったほうがいいようだ。EcoSystemなる、壮大な森林植え付け機能もあるそうだし。
 Vueの講座サイトも、Infiniteばっかりだ。去年、PhotoshopElementsの講座をさがしたのを思い出した。 結局あれもCS購入の一因だったが、一年以上たった今、Elementsで充分な使い方しかしていない。はは。

 Vueのほうが高機能なのは確かだが、今すぐInfiniteに鞍替えする気力はない(定価9万円前後だし)
 というわけで、当分はBryce6で遊ぶことにした。
 Bryceのなんといってもよいとこは、こいつには「上位版」なるものが存在しないことだ。 6.1にすぐアップしたためそのままになっている5.5(フリー版)でも、マテリアル作製機能に制限はないため、充分遊べるのだから。

6月30日
 フラクタルが好きである。 で、海外製ソフトのひとつにFractal Explorerというのがあるのだが、項目のひとつに“3D”というのがあった。
 今までこれは何に使うのかな?と思っていたのだが、今回objがにわかに脚光をあびるにあたって、注目の的となる。 やってみたところ、Bryceで簡単に読み込めた!(Vueは貼り付けるテクスチャー不足で保留) これにプリセットからそれっぽいのを探して貼り付けると、 SFな都市っぽい景観とかメタルの残骸のような、怪しくて楽しいものをつくれた。いや、これは愉快。
 試行錯誤の結果、フラクタルも3Dも、ともに最小サイズでレンダリングすれば3DAceで読み込み可能なまでポリゴン (15000〜20000まで)を減らすことができた。 (3DAceで読み込み可能だと、簡単に色分けして(あれ、正式にはなんと言う機能なんだろ。カンでやってるので説明できない・・・) パーツ分けできるようになるので、Bryceで部分的に違うテクスチャーを貼れるようになる。便利。
 そしてこれが、Fractal Explorerで作ったフラクタルの3D画像をBryceに読み込んで作った古代都市風の絵。中央のネコっぽい耳がお気に入り。
 
 

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