ワインのペンション

   あなたの声が ワインに染まる時 
   森の家に 愛の灯がともる
   あなたの肌は とてもデリケートで
   年代物のワインのように やさしく触れる
   朝まで誰も 邪魔しに来ないで
   ぼく達の愛は 激しくてはかないから
   互いに 知りすぎた想いを
   グラスの中に 溶け込ませる
       禁じられた恋に 溺れていく
   愛をかわすために 二人はずるくなる
   いつしか日々は ワイン色に沈み
   ぼく達の宇宙は この部屋だけになる
   今はまだ 愛の言葉以外 口にしないで
   いつ 終わりが来るかも しれないから
   朝になれば 他人の顔で
   別々に出てゆく 振りかえらないで
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